感染者数は3,902人で世界で151位、死者数は60人で世界で148位と、世界でも最もコロナを押さえ込んでいる国の一つです。
参考までに、日本の感染者数は約12.5万人で48位、死者は1,943人で54位です。
こちらは日毎の感染者数の推移。
こちらは死者数。
Source: https://www.worldometers.info/coronavirus/country/thailand/
以上のように、タイではほぼコロナは収束しています。一方で、毎日のようにバンコクの空港では海外からの入国者の感染者が発見されています(日本人含む)。国内での感染は、確かこの4ヶ月くらいで1件のみです。
しかし、非常に不思議なのですが、成田空港ではタイ人の感染者が結構見つかっているのです。タイ人もタイ出国時にPCR検査をして陰性であるにもかかわらずです。実は、日本のPCR検査が厳し過ぎるようなのです。この点は多くの専門家も指摘しています。日本もタイや台湾並のレベルに下げれば、感染者数(検査陽性者数)は大きく減るのではないでしょうか?
タイでは既に学校は再開しています。当社が提携したいるインターナショナル・ハウスやインサイト・イングリッシュも通常営業しています。
ざっと調べた限りでは、営業規制がかかっている業種はありません(当社調べ)。日本では目の敵にされている所謂「夜のお店」も営業可能です。もちろん、お客さんが少ないので営業していないお店や閉店したところも多いそうですが。
一方で、3月26日に出された非常事態宣言は毎月延長されており、2021年1月15日までの延長が決まる見通しとのことです。これは年末年始での拡大を防ぐことが目的。

といっても、外国人の入国規制以外に日常生活に関する規制は現時点ありません。現地の人に聞いたところ、名目的な延長に過ぎないと言ってました。
本件については最近よく聞かれるのですが、基本的に問題ないと言ってしまって良いと思います。本当に、一部の限定された地域で起こっていることなので。これもバンコク在住の日本人に確認しました。
バンコク在住のタイ人の友人にも「バンコクでは数年に一回こうしたデモが起こるけど普通の人には支障はないから大丈夫」と励まされました。もちろん、近寄らない等、当たり前の注意は必要ですが。。
タイ経済はかなり厳しいですね。下記のように「タイ経済の回復は東南アジアで最も遅れるかも」という非常に悲観的な見方まであります。

タイはGDPの2割弱を観光業に依存しています。また、昨今の反政府&王室デモもネガティブ要因ですね。更には最近の「バーツ高」も輸出産業には痛いです。とにかく、開国して外国人観光客を入れないと厳しいですね、マクロ的には。
一方で、タイ人の間ではそれでも開国すべきでないという意見が多いそうです。7月の記事ですが、ご参考まで。
私の知人のタイ人も生活費の安い田舎に一時的に帰っている人が多いです。嵐が過ぎ去るのを待つ、って感じですね。これは、私が拠点としているフィリピンでも見られる傾向です。
本ウェブサイトは、タイの英語学校に留学する方向けのものなので、観光客としてタイに入国できるか?という視点で書きます。
11/22時点で日本人は観光ビザを取得すればタイに入国できます(最大60日)。
最大270日滞在できる特別観光ビザの対象からは現在日本は外れてしまっていますが、普通の観光ビザなら大丈夫なのです。
*タイでは2週間毎に各国の評価を行っています。今後、日本が特別観光ビザの対象に含まれる可能性もありますが、最近の感染拡大では厳しそうですね。
参考までに、下記が観光ビザでの入国条件です。面倒ですが普通に集められる書類ばかりですが、赤字の2点が厳しいですね。そう、とにかくタイ入国後の指定ホテルでの厳格な14日間隔離が待っているのです。
1. 有効な旅券 (有効期限が6ヶ月以上有効なもの、査証欄の余白部分が2ページ以上あるもの)
2. 申請書(全ての欄を記入し、申請者が署名したもの、申請書のダウンロードはこちら)
3. 申請者カラー写真1枚 (サイズ 3.5×4.5cm)*申請書に張り付けてください
4. 経歴書(Personal History)1部(全ての欄を記入し、申請者が署名したもの、ダウンロードはこちら)
5. 航空券(Eチケット)または航空会社発行の予約確認書コピー (往復)
*申請者名、タイ入国日、大使館発表の特別便であること
6. 申請者の英文銀行残高証明書(20,000バーツ以上に相当する額の残高が証明できること)
7. 14日間隔離施設(ASQ)の支払い済みの予約確認書1部
8. 隔離後のタイ滞在期間中の滞在先を証明する以下の該当する書類
a. ホテルの予約確認書
b. アパート、マンション、コンドミニアム所有者は、賃貸契約書もしくは所有権利書のコピー
9. 詳細な行程と渡航の目的を説明した文章(英文のみ)*行程表と目的を説明した文章の書式指定はありません
10. 職業を証明する以下の該当する書類
A. 会社員①-③の原本全て:①在職証明書 ②休職(休暇)証明書 ③会社登記簿謄本(発行から3か月以内)
B. 会社経営者、自営業:会社登記簿謄本原本(発行から3か月以内)
C. 学生:学校発行の在学証明書原本
D. 年金受給者:年金証書原本及びコピーもしくは受給年金額が確認できる書類原本及びコピー
E. 主婦:婚姻証明書(戸籍謄本)及び配偶者のパスポートコピー
*配偶者が外国籍の場合は上記Eの書類及び配偶者の在留カードコピー
G. 職についてない者①-②の全て:
①納税証明書もしくは非課税証明書
②身元保証書原本と保証人の署名入りのパスポートまたは運転免許書のコピー(身元保証書のダウンロードはこちら )
外国人がタイに入国するには、タイ政府指定のフライトに乗る必要があります。12月は12本のフライトが予定されています。詳細は、下記のタイ大使館のウェブサイトをご確認下さい。

2020年12月3日TG643タイ航空
2020年12月4日 JL031 日本航空
2020年12月6日 TG643タイ航空
2020年12月10日 TG643 タイ航空
2020年12月11日 NH847 全日空
2020年12月13日 TG643 タイ航空
2020年12月17日 TG643 タイ航空
2020年12月18日 JL031 日本航空
2020年12月20日 TG643 タイ航空
2020年12月24日 TG643 タイ航空
2020年12月25日 NH847 全日空
2020年12月27日 TG643 タイ航空
また、航空券の購入には入国許可証(COE)の取得が必要です。COE取得の条件は下記の通りです。
1.2 COE申請に必要な書類
(1) パスポートのコピー(生体(顔写真)ページ)
(2) パスポート内のビザ、もしくは再入国許可証印があるページ
(3) 航空券、もしくは予約確認書 (E-Ticket Reservation)
(4) 記入済みの申告書(Declaration Form) こちらからダウンロード
(5) 滞在期間中の10万米ドル以上もしくはそれに相当する治療補償額の英文 医療保険証。
(6) 医療行為を受ける目的で渡航する方以外は、14日間隔離施設(ASQ)(http://www.hsscovid.com/)の予約確認書
(7) 入国の理由を示した書類:目的による
現在、タイに渡航したい人は現実的に行けます。ただし、上記で説明したような書類を集め、面倒な手続きを経る必要があります。
・航空券の予約
・COEの取得
・観光ビザの取得
・その他、出入国時に必要な書類
私も一刻も早くタイに行きたい派の一人ですが、もう少し落ち着くのを待とうと思っています。書類集めも面倒ですし、航空券も片道10万円くらいするので。
2月頃になれば落ち着くのではないでしょうか?(甘い?)