世界で最も認知された英語講師資格CELTAをタイのバンコクで世界最安で取得する!

CELTA

世界中には多くの英語講師の資格が存在します。この記事ではCELTAという世界で最も通用する英語講師資格を紹介すると共に、世界で最も安価にこのCELTAを取得する方法を紹介します。

 

まだまだ日本ではCELTAはマイナーですが、数年後にはきっとブレークするでしょう。他の英語講師との差別化において、CELTAとう資格は圧倒的に強力です。そして、CELTAがあれば日本に限らず世界のどこでも英語を教えることができます。さあ、日本の枠に捉われずに世界に目を向けましょう。

 

この記事は、将来、本気で英語講師として生きていこうと思っている方に是非読んで頂きたいと思い書きました。

 

1. CELTA(セルタ)とは?

CELTAとはもともと、


Certificate in English Language Teaching to Adults(大人に英語を教える資格)

 

の略と言われていましたが、最近は下記のように変化したそうです。


Certificate in Teaching English to Speakers of Other Languages(英語以外の言語を話す人に英語を教える資格)


では、まずはCELTAの権威性について、簡単に説明したいと思います。

 

1. イギリスのケンブリッジの認定資格

 イギリスは英語の母国です。そのイギリスを代表するケンブリッジ大学が認定する資格、それがCELTAです。もう、これ以上の説明は不要ですね。

 

2. 英語学校の71.5%がケンブリッジCELTAを採用の条件に

 下記の記事をお読み下さい。


出典:『世界のトレンド:75%がケンブリッジCELTAを英語教師採用の要件に』
https://www.cambridgeenglish.org/jp/news/view/75-percent-elt-cambridge-celta/

 

参考までに、2番目に重視される資格はトリニティTESOLという資格のようですが、CELTAの71.5%に対し、たったの23.6%に留まります。余程の物好きでもない限り、CELTAを選択しない理由は見当たらないのではないでしょうか?

 

2. よく聞くTESOLやTEFLとの違いは?

TESOL(テソル) : Teaching English to Speakers of Other Languages

TEFL (テフル) : Teaching English as a Foreign Language

 

この二つの資格については、イギリスのIELTSの運営団体でもあるブリティッシュ・カウンシルの記事が詳細に且つ分かりやすく説明してくれています。下記がその記事の要約です。

1. TESOL/TEFLコースを認定し、そのコースを提供する学校は世界中にある。

2. TESOL/TEFLコースの内容・レベル・期間等は、認定団体や学校により全く異なる。

3. 極端な例では、わずか数日で取得できるコースもあれば、Teaching Practiceという実演授業も無いオンラインのみで資格を取得できるコースまである。一方で、大学の学士・修士課程等で学ぶ本格的なものまであり千差万別。

 

以上から、TESOL/TEFLを推し量るポイントは「どの学校でTESOL/TEFLを取ったか?」ということだそうです。CELTAに比べると、イマイチ分かりにくいですね。

 

上記要約の全文を読みたい方は下記のリンクをどうぞ(全文、英語ですが)。

 

Source: What’s the difference between TESOL and CELTA?
https://www.britishcouncil.sg/about/press/newsletter-articles/teacher-development/whats-difference-between-tesol-and-celta

 

3. CELTAとは一体どういうコースか?

CELTAコースの要点は下記の通り。コースの期間は4週間です。

1. 120時間の授業(インプットセッション)

2. TP(Teaching Practice)という実習授業(1回45分)が最低6回含まれる(アウトプット・セッション)

3. 4本のアサインメント(ライティングの課題)が含まれる。

 

1. 120時間のインプット・セッション

カリキュラムを一部ご紹介します。

Classroom Management

Receptive skills

Analyzing and pre-reaching vocabulary

Analyzing Grammer (MFP)

Text-based Language Lessons

Phonology : Dealing with Pronunciation

CELTAトレーナーにより120時間のインプットセッションが行われます。一例としては、月曜日〜金曜日まで朝9時〜12時がインプット・セッション、午後が後述するTPとなります。インプットセッションは、レクチャー・スタイルではなく、ペアワークやグループワーク主体の非常にインタラクティブな授業です。

 

2. Teaching Practice / 実習授業

Teaching Practiceについては下記の通り。

1. 毎週2回、合計8回のTP

2, 教えるレベルとしては、Elementary(初級者)4回、Intermediate(中級者)4回

3. 教える科目は多岐に渡り、Speaking, Writing, Listening, Reading, Vocabulary, Function, Grammar。この中でGrammarは2回教えることが求められる

 

また、CELTAでは下記のサイクルでTPを行います。徹底した準備と徹底した復習が求められます。

1.Teaching PointをTrainerから受けとる(何を教えるかの指示を受ける)

2. Lesson Plan を自分で作成(フォーマットが決まってます)

3. ALP(Assisted Lesson Preparation): tutorからの指導及びアドバイス

4. Teaching Practiceを実施

5. Self-evaluation sheet 作成:自己評価(ファーマットが決まってます)

6. TP feedback session:tutorやグループメートと一緒に、自分や他人のTPについての議論&課題共有

7. Tutorからのフィードバック:成績に加え、良かった点やアクション・ポイント(改善すべき点)まで綿密に

このサイクルこそが、CELTAが優れたコースである一つの要因です。

 

4. Assignment (アサインメント)

コース期間中、4本のライティングのアサインメントが出されます。初回提出でパスできなくても、1回だけ最提出/resubmitが許されます。どれも字数制限は750〜1000字です。

各アサインメントのトピックは下記の通り。

1. Language-Related Tasks(文法の分析等)

2, Focus on the Learner(授業中の生徒の良かった点や誤りを分析し、その誤りを正すためにどういう授業をするか?)

3.Skills-Related Tasks Assignment(Readingのテキストを分析、及び適切なアクティビティの立案等)

4. Lessons from the Classroom(コースの振り返りや自己分析)

 

4. CELTAの哲学とは?

CELTAの基本的な考え方をご紹介します。

 

1. Student-centered(生徒中心の授業)

CELTAの基本的な姿勢はStudent-centeredです。先生が話す時間/ TTT/ Teacher Talk Timeをミニマムにすることが徹底して求められます。一方で、先生が生徒に対して知識を提供していく伝統的な講義スタイルのことを、CELTAではTeacher-centeredと呼びます。

 

2. elicit / エリスィット(引き出す)

 

CELTAでは教えてはいけないのです。


「教えるのではなく、生徒から引き出す」ことがCELTAの真髄です。ある質問に生徒が答えられない場合は、回答を言うのではなく違う形の質問をして何とか答えを引き出そうとします。こうした質問が上手にできるか?これがCELTA力ですね。

 

5. インターナショナル・ハウス・バンコクがCELTA取得に最適な学校である理由

 

1. 圧倒的な実績

CELTA講師を要請するトレーニングセンターは世界中に300以上あると言われています。そして、その中で一際大きな存在感を放つのがインターナショナル・ハウスというブランド。インターナショナル・ハウスという名を持つ英語学校は、世界52カ国、160校以上もあるのです(直営・提携含む、残念ながら日本にはありません)。興味のある方は、下記のリンクをご覧下さい。

 

International House World Organization
https://ihworld.com/

 

そして、タイ留学ドットコムはその中の2校、バンコク校とチェンマイ校と業務提携をしています。更には、バンコク校はインターナショナル・ハウス160校の中で、スペインのバルセロナ校に次いで世界で2番目に多くのCELTA講師を輩出している名門なのです。

 

2. 世界最安レベルの授業料

インターナショナルハウス・バンコクが人気の理由は、その「安さ」にあります。4週間のCELTAコースの料金は、1,750ドルです。これはバンコクという地の人件費や物価の安さの恩恵を受けて、世界最安レベルでしょう。参考までに他のインターナショナルハウスと比較してみました。

バンコク校 1750米ドル

バルセロナ校 1,500ユーロ(1,645 米ドル)

ロンドン校 1,640ポンド(2,015 米ドル)

シドニー校 3,545オーストラリアドル (2,387 米ドル)

アメリカドル換算してみると、実はバルセロナ校が最安ですね。驚きです。これがバルセロナ校の強さの理由かもしれませんね。但し、比較するまでもなく、滞在費(ホテル)や食費はバンコクの方が圧倒的に安いので、この約1万円の差は簡単にひっくり返りますね。また、日本在住者の場合、バンコク行きの航空券の方がスペインに行くよりも格段に安いですし。

しかし、知ってはいましたが、ロンドンとシドニーの物価は高いですね。

 

3. 日本国内でCELTAを取得する場合

私が調べた限り、日本でCELTAコースを提供している学校は一つだけです。神戸にあるレクシス語学学院という学校です。素晴らしいですね!まだまだ、CELTAが浸透していない日本でCELTAコースを提供し続ける経営努力には頭が下がります。一応当社の競合という位置付けですが、日本でCELTAを盛り上げるために、当社も負けずに頑張っていきたいと思います。

さて、レクシス語学学院さんの授業料は265,000円です。アメリカドル換算した場合は、2,469ドルとなり、なんと先に紹介したロンドンやシドニーを抜いて世界最高値となります。

参考までに、円ベースですと、インターナショナルハウス・バンコクよりも約77,000円も高くなります。一方で、レクシス語学学院さんの場合は「ホームの日本で受講できる」という安心感がありますよね。慣れない土地で生活することでストレスを感じ勉強に集中できないというケースもあるでしょう。こうした面での付加価値代として、コース料金の高さを理解すれば納得感はあると思います。

どの学校を選択するか、最後は個人の価値観の問題ですね。

参考までに、受験英語界のカリスマ講師の森田さんが、このレクシス語学学院さんでCELTAを取得されており、その受講中の悪戦苦闘の様子をYoutubeで紹介されています。

4. バンコクでCELTAを取得する場合の総コスト

実は、タイ留学ドットコム代表の私は、2019年7月にバンコクでCELTAを取得しました。ここでは、その際に掛かった総費用を包み隠さず公開したいと思います。

 

まず合計額は、294,430円でした。

 

これは必要経費の合計です。下記が内訳です。

コース料金 192,000円

航空券 29,000円(セブ・バンコク往復 *私はセブ島在住のため)

宿泊施設 42,000円(ワンルームのサービスアパートメント、学校まで通学35-40分)

通学費用 7,280円(電車で7駅分)

タクシー代 2,800円(空港とホテルの往復)

光熱費 3,850円

インターネット 1,750円

食事代 15,750円(1日 150バーツ換算)

上手に購入すれば、航空券は日本からの方が安いかもしれません。宿泊したアパートはグレードも高く、多くの外国人が滞在する施設で何の問題もありませんでした。もし通学代と通学時間を節約したいなら、もっと近い場所を選べば良いですが、その分家賃も上がりますね。食事代は安過ぎると感じるかもしれませんが、バンコクの食事はとっても安くて美味しいので1日150バーツで十分です。

最後に、上記には所謂「遊興費」というか「お小遣い」は含まれていません。ですので、必要経費30万円+@で予算を組んで頂ければ良いかと思います。但し、CELTAコースは本当に大変なので、遊びに行く時間などありません。つまり、お金を使うヒマなどないのです。

実際に、4週間のコース期間で私がクラスメート達と外食に出かけたのは3回だけです。しかし、バンコクの物価は安いので、いずれも1500円くらいしか使っていません。また、2回ほどマッサージも行きましたが、1回1,000円程度です。

以上で、インターナショナルハウス・バンコクのコスト面での優位性は十分にご理解頂けたと思います。

 

5. インターナショナルハウス・バンコクの付加価値(国際性)

CELTAでは、最大16名のメンバーを一つのクラスとして運営します(時期により人数は変動します)。実際に私が参加したクラスの国籍は下記の通りでした。

アメリカ 3人、イギリス 3人、オーストラリア 1人、シンガポール 1人、イタリア 1人、インド人 1人、ミャンマー 2人、パキスタン 1人、フィリピン人 2人、日本 1人

 

それから、TPという実習授業で実際に教えた生徒さんの国籍は、

タイ、中国、ベトナム、カンボジア、イラク、アフガニスタン、パキスタン、日本

 

上記に加え、学校のタイ人スタッフとは毎日のように言葉を交わし、16名のクラスの担当となったトレーナーはイギリス人とポーランド人でした。

この圧倒的な国際性こそ、インターナショナルハウス・バンコクが誇る付加価値と言えるでしょう。

 

コース最終日にみんなで撮った写真

 

最後に、

私はCELTA受講中と受講後に、計10本の動画をyoutubeにアップしています。興味がある方は、是非「私が悪戦苦闘する生々しい様子」をご覧になってください。

スポンサーリンク